なぜ巫山戯た名前と言ったかといえば、釜玉うどんからネーミングしているからである。Jリーグおよび準加盟クラブでこれほどユニークな名前もあるまい。
ちなみにこのカマタマーレ讃岐、昨年までは四国リーグに所属していて、今年からようやくJ2の下に相当するJFLに昇格することができた。今までは四国リーグではJ2のヴォルティス徳島セカンドといういわば徳島ヴォルティス2軍にかなり苦労し、なおかつ地域リーグ決勝大会でも全国のライバルに蹴落とされてきていたのだ。ここに来てのJFL昇格と準加盟成功は朗報だろう。なにせすでに周囲はすべてJクラブを持っている県ばかりである。愛媛FC、徳島ヴォルティス、ファジアーノ岡山、そしてヴィッセル神戸という風に。果たしてJ2の定員が埋まる22チームまでに入ることができるかが注目だろう。
ちなみに今年の審査で落ちたところも存在する。今年の、というか去年も落ちているところだが、JFLのツエーゲン金沢とFC琉球だ。いずれもスタジアムや運営計画等で落とされたようだ。
ほかにもJFLではフラウブリッツ秋田や長野パルセイロといった所もJ加盟を目指しているようだが、申請することすらできない状態の模様。
とにかく、これで去年から準加盟となっている松本山雅、町田ゼルビア、Vファーレン長崎と、今年準加盟になったカマタマーレ讃岐の4クラブが来期のJ2候補生ということになるのは間違いない。(ただし町田と長崎はスタジアム問題などでJ2加盟は不可能となる見通しらしい。現に町田は去年成績はクリアしていたがJ2昇格できなかった)
最後にJリーグクラブがない県が残りどれだけあるか紹介して終わるとしよう。
青森県、岩手県(地域リーグにグルージャ盛岡等)、秋田県(JFL秋田)、福島県(地域リーグに福島ユナイテッド等)、長野県(準加盟松本)、石川県(JFL金沢)、福井県、三重県、奈良県、和歌山県、滋賀県、高知県、香川県(準加盟讃岐)、島根県、山口県(地域リーグにレノファ山口等)、長崎県(準加盟長崎)、宮崎県、鹿児島県(地域リーグにヴォルカ鹿児島など)、沖縄県(JFL琉球)。残り19県というわけだ。理想的な△システムが完成は間近に迫っている。大赤字で解散しないように、がんばってもらいたいものだ。