2011年03月01日

G大阪はさすが、一方名古屋は

家にたどり着いたのは22時過ぎだったので、結局、見たかったG大阪は全く見れず、
それでもメルボルン相手にホームとはいえ圧勝してくれていた。
対外国クラブの強さではG大阪ほど頼りになるクラブは日本には無いといいだろう。
次のアウェイの天津戦は何とかみたいところ。G大阪のサッカーは見ていても楽しいサッカーであるし、ACLの緊張感もたまらなく良い。ただ天津は前回か前々回か忘れたが、川崎と戦っていたときに酷くラフプレーが目立つわ、観客の質も低いわだったので怪我は避けてもらわねば困る。次に書く杭州を見習うことでサッカーの質の向上に繋がると思われるだけに中国サッカーの強化のためには改善されてしかるべきだと思うのだが、どうなるだろうか?

で、名古屋と杭州との試合の最後20分くらいを見ることが出来たのだが、見始めから1点負けていたのが、いくらアウェイとはいえ、名古屋の攻めがあまりにも単調で迫力にかけ、あげくのはてに巴力という選手に見事にゴールを許して追加点まで取られる始末。
そもそもやってるサッカーの質も明らかに杭州の方が上だった。しかも杭州は意外なことにといっては失礼かもしれないが、フェアプレイであり、観客や審判もまともだった。その上、後で知ったことだが握手拒否など名古屋側に恥知らずなマナー違反もあったようだ。
つまり名古屋は絶望的な上に完敗したということだ。名古屋というクラブに対して特に日本のチームという感慨以外は何もないだが、これは正直情けない。

それにしても中国という国は、実はサッカーの報道に関してはアジアトップクラスの質を誇っている。日本の報道レベルは極めて低く自国を貶したり、一部スターにしたい選手への偏りが著しいし、また韓国は自国絡みや日本絡みの報道も酷いバイアスがかかった見方しかできないが、中国の場合はなぜか共産党の規制対象外なのか知らないが、サッカー報道に関しては弱い自国の代表やリーグの低レベルさについては自虐的になり、日本の活躍については羨む気持ちを隠すことなく絶賛する。欧州サッカー事情にも精通している。

だから少なくとも頭ではサッカー強化への道筋を描かないわけはないはずなのだが、10年前から強豪になると言われ続けて、今現在は10年前より弱体化しているようにしか見えないほどサッカーの代表チームもクラブチームもぱっとした成績を残せていない。やはり極端な個人主義者ばかりの中国人にはバスケ以上の人数でやるチームプレー重視の団体球技は無理なのか? そういう意味でもクラブチームがトルシエを監督に迎えたり、ラフプレーを減らす努力をしている姿勢(少なくとも韓国の代表やクラブに比べると、随分マシになった感がある?)など、ここ最近の中国サッカーの取り組みは、今後の行く末を決めるものになるのかもしれない。
posted by アイナット at 23:50| Comment(0) | TrackBack(0) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

サイドバックこそ日本人に天職では?

スカパー!のサッカーセットに入っているわけではないため、試合を直接見られているわけではないが、インテルの長友がビッククラブにおいて普通に活躍しているとのことだ。

確かにイタリア・セリエAは目下没落中で、ついにドイツブンデスリーガにも抜かれてUEFAリーグランキング4位転落してしまった。20世紀末の世界最高峰リーグと呼ばれた時代は最早過ぎ去りし日々ということなのだが、それでもインテルというクラブに限っては昨シーズンの欧州王者で世界王者であるし、実は10年以前のイタリア・セリエA黄金時代では大した成績を残していなかったため、それほど不調とは感じていないと思われる。

で、言いたいことは、その日本代表の左サイドバック(右も出来る)長友(元FC東京)、今期のチャンピオンズリーグでも活躍している日本代表の右サイドバックでブンデスリーガのシャルケ内田(元鹿島アントラーズ)、オランダでそこそこ活躍できている元日本代表の左サイドバック(右も出来る)の安田(元ガンバ大阪)、それに今でも日本最高の右サイドバックと評価しているG大阪の加地など、サイドバックの人材が唐突に世界レベルに達しているといってもいいことだ。

なぜサイドバックのレベルが上がるようなことがあったのだろうか? たまたまだろうか? いや違うと思っている。
サイドバックといえば、DFだけにサイドの守備を行うだけではなく、将棋の香車のようにサイドを駆け上がり攻撃参加する必要があり、走り回るだけのスタミナや走力が要求されるポジションである。いわば短距離と長距離ランナーの特性を備えている日本人にこそ生きるポジションともいえるのだ。

確かに短距離ランナー世界一はナイジェリアなどの西アフリカ人やその子孫の住むカリブ海地域を含むアメリカ大陸人であり、長距離ランナー世界一はケニアなどの東アフリカ人である。

日本については短距離も長距離も男性陣は五輪のメダル圏内から離れてしまっている。しかし長距離はもとより上位にいるポテンシャルを持っているし、短距離についても西アフリカ系に次ぐ速さを備えているのも事実だ。少なくとも東アフリカ人や大陸アジア人や欧州人よりは記録を持っている。

つまり日本人は陸上の記録上、長距離は上の中で、短距離も上の下くらいの力をポテンシャルを併せ持っている珍しい潜在能力を備えているといってもいいだろう。

さて、なぜサイドバックが日本人の天職かといえば、このバランスよく優れた陸上能力が生きるポジションだからだ。無尽蔵のスタミナと瞬間的な最高速度を合わせもった状態でサッカーの足下の技術も身につければ相当のサイドバックの選手になれるということが証明されつつあるのだ。
posted by アイナット at 01:33| Comment(0) | TrackBack(0) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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