2011年03月05日

今の貧乏と、昭和27年の貧乏

NHKの報道によると、生活保護受給者の数が200万人を突破したらしい。
そしてこの数字は昭和27年以来の人数とのことである。

しかし昭和27年でいう困窮者と現在の困窮者はイコールだろうか?
考えるまでもなく、全く異質のものだろう。昭和27年といえば、戦後の混乱からようやく安定しつつあり、復興のパワーと幸福になろうとするポジティブな力が働いていた時代である。その一方で、戦争の影響で生きる希望を失った者たちがまだまだたくさんいた時代でもある。
今日食う物にも困るような時代であり、現在のように娯楽費用が足りないとか、そんな馬鹿な理由で生活保護費を受給していたわけではないのである。

現在の社会に蔓延している病気なのだろうが、基本的に物欲病が著しいのだ。他人が持っているから欲しいだの、流行だから欲しいだの、子どもが欲しがるから買ってやりたいだの、とにかく欲をかき立てられる衝動が抑えられないというのは病気だろう。そういう病的な生活保護者にとっては、今日生かしてもらっていることに感謝の念もあるのか疑わしい。

生活保護者200万人ということは、単純に考えて、その1人に対して、その他の60人がそれぞれ毎日約40円ずつ募金しているのに等しいということになる。60人のうちの30人は未成年者やお年寄りであり、残り30人のうち10人が無職で、残り20人のうち、5人が生活保護者よりも少ない収入しか無い者(驚くべきことに不定期の低賃金では生活保護費よりも収入は少ない)やホームレスと考えると、この200万人という数字がいかにおかしなことかわかるというものだ。

生活保護のシステムを抜本的に改善しないと、この不条理な状態は絶対に解決しない。
まず五体満足で重い病気でも無い者に対しては単純な支給を取りやめるべきだ。
基本どこかに集めて何かをやってもらうのが一番いいとは思うが、心の病のたぐいだとだとしても内職くらいは出来るはずである。とにかく何らかの国家事業として、最低限のノルマを課すべきなのだ。

何らかの国家事業とは何か、別にそれは何でもいいが、民間企業が絶対やらないような事業や日本社会/地域社会への貢献でいいと思う。
たとえば、国会図書館にあるような著作権切れの明治/大正期の新聞記事や研究論文(誰も事業化しないような分野)を電子化してみたりとか、管理されていないような古びた寺社などの草むしり、田舎の山への植樹、不法投棄が多い山の監視、更にいえば普通に日本の道徳を含めて学問させるだけでもいいと思う。

とにかく何かをもって、賃金を得るというシステムにしなければならない。何もせずとも余裕で食えて更に娯楽費用までいくらかもらえるとなってしまうと、絶対に働こうとは思えなくなってしまう。(現在のように多少働いたところで、生活保護費に遙かに劣るようではなおさらだ。)そうなるのは本人にとっても向上心や矜持が失われるなどマイナスでしかない上に社会全体にとっても損失は大きくなる一方だ。

現在における安易すぎる福祉や施しにはノーと言わねばならない。平成になってますます顕著になってきている「正直者が馬鹿を見る世の中」は不条理ということだ。



posted by アイナット at 23:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

どうして民主党は北朝鮮崇拝なのか

民主党の前原外務大臣が古くからの知り合いである朝鮮国籍の在日朝鮮人から献金などの支援を受けていたことが国会答弁で明らかになった。

明確な政治資金規正法違反で公民権停止対象となるだけに、既に自白した前原の議員辞職(民主党の場合は選挙で負けてすら大臣に居座る者がいるくらいなので、一応明記しておくと、大臣辞職も)は確定的と言ってもいいだろう。

この前原という議員、何か事件が起こった時、心に思ったことを何の配慮無くもすることなく発言してしまう政治家としてあるまじき癖があることは、偽メール事件の時、民主政権下の大臣以降で言えば八ツ場ダム中止の件、先ごとのニュージーランド地震の遺族を政府専用機に乗せる名言した件などなど枚挙にいとまがないほど、もたびたび見られたことだが、最後まで全く代わっていなかったということだろう。

少なくとも、このような対外的にも対内的にも後々の計算を全くしない軽率発言を繰り返している上に、改善する余地も見られないような危険な人間が、またもや総理大臣にならなかったのは幸いだったといえる。


ところで、この前原は民主党内ではまだ親米とも言われている方ではあったが、その実は北朝鮮シンパであった。というかハニートラップに引っかかり北朝鮮の手となり足となって便宜を図る存在に成り下がっていたといった方が適切か。

それにしても松下政経塾出身者って、なぜか以前からマスコミからは無条件で高評価をされる傾向にあったが、実際のところは無能な政治家が勢揃いしている感が強いのは気のせいだろうか。少なくとも高評価していた根拠とは一体なんだったのか。全く思い出せない。


ところで、前原以外にも民主党内には北朝鮮崇拝勢力が多数いるのは周知の通りだ。以下、日教組の危険性について解説しているサイトをリンクしておく。
http://www35.atwiki.jp/kolia/pages/141.html

日教組といえば、北朝鮮から表彰されるほどの北朝鮮を崇拝する組織であり、民主党の最大支持母体の一つに数えられる。小沢派幹部の輿石が特に有名だろう。

昨日の記事にも関連するが、戦後の悪しき教育を施してきた中心とも言え、道徳教育否定や極端な平等主義も推進している許し難い組織といえる。例の朝鮮学校の無償化を推進している中心勢力となっているのは言うまでもないだろう。

どうして民主党には北朝鮮崇拝者が多いのか、その回答は簡単だ。北朝鮮をこの世の楽園と信じるカルト集団から多大な支持を受けているからだ。なおかつ、日本の培ってきた国家観を否定する勢力から支持されているからだ。
posted by アイナット at 05:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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