福島第1原発から約180キロ離れた岩手県奥州市で、同市が管理する前沢下水浄化センターの汚泥から、食品の暫定基準値を大きく上回る高濃度の放射性物質「ヨウ素131」が検出されていたことが9日、分かった。ヨウ素131はウランの核分裂で生まれ、半減期が8日と短いことから、検出日の直前に何かが起きた可能性があり、動揺が広がっている。
ということだ。記事を全部読んでもらえばわかるが、ヨウ素131の半減期は8日。これが8月下旬頃から福島第一原発から遙かに離れた奥州市。そして規模は劣るが東京江東区などで急上昇をしたというのだ。
このことについて、200km近く離れた奥州市や東京都ですらこの状況だとすれば、更に近隣地域の影響が心配としかいいようがないが、多くのメディアや民主党政権、東電は沈黙しているのみで情報は伝わってこない。
半減期が短いからこそ誤魔化しようのない事実の通り、明らかなのは放射性ヨウ素が発生したということだけ。
鉢呂経済産業大臣の行った真実、そして撤回した嘘、嘘を嘘で固め続けるやり方で、真実を覆い隠そうとする隠蔽体質はどうにかならないのだろうか。
辞任の原因は「放射能を移す」とかいう低俗発言が原因なのは明らかだと思うが、おそらく低俗メディアの手によって、死の町の方も全く同様の扱いを受けることは間違いない。
このことによって、真実から目を背けさせるために、嘘を嘘で塗り固めていくという手法は強化されていくのだ。
その結果が、ヨウ素急増という明らかな緊急事態が生じても報じず、発表せず。周辺の農作物や水産物は検査しているから安全だから出荷ということになるのだが、当然嘘つきは信用されないし、信用してはいけない。
朝鮮半島のために働いてきた管直人政権だけではなく、野田政権も結局嘘つき体質というのは日本国民にとって不幸というしかあるまい。