これは肯定で使うと噛み付く人もいるが、それは間違っている。
本来は肯定でも正しい用法なのだ。
言葉というものは生き物なのだ。どんどん進化する。
戦前の「全然」は今よりもずっと柔軟性に長けていた。もちろん肯定も否定もOK。
戦後「全然」の使い方は文部省主導で制限されてしまったが、最近は肯定も復活しつつあるという。
これは日本語の乱れではない。正しく柔軟性に長けた日本語の復活と見るべきだろう。
それと戦前の本を良く読む人ならご存じだろうが、漢字やら送り仮名やら、戦前は本当にイマジネーションに富んでいた。自由度が現在とは違すぎた。
日本語が乱れると言っている人はどの時代の日本語が正しい基準なのか、まずよく考えた方がいいだろう。