何も考えずにお題目のように即時脱原発を唱える馬鹿は論外ですが、
脱原発を目指そうとしないのも論外でしょう。
筋道たったスケジュールにて、脱原発を目指すことで、新たなエネルギーを得るための技術革新を促進するための予算編成などをすべきなのです。
海外のような電力自由化はちょっと前までは推進すべきと思ってましたけど、デメリットを考えると恐ろしいことに気がつきます。
電力自由化すると、当然値段は下がります。しかしなぜ下がるのでしょう? それは経営合理化のためです。
さて、合理化するということは無駄ともいえる余力は残さずカットするということです。人件費とかならまだいいでしょうが、電力については、電力会社が所持する発電所をフル稼働させても常に100%ギリギリの容量しか持たなくなるということです。
常時使わないバックアップ体制が軽視されるようになるため、現在のように発電所がいくつか停止したり、意図的に休止させたとしても、それでも停電にならない状況は夢と化します。
つまり原発が止まれば常に停電状態です。風がないと停電状態です。老朽化した火力発電がトラブっても停電になるというわけです。これが日本以外の安定した電力供給の出来ない国、電力が安い国の一面でもあるわけです。
というわけで、電力会社への過剰な保護は見直し対象とすべきものの、電力自由化は安易に賛成するのも危ういというわけです。ましてや外国企業の参入など論外でしょう。
バランスを考える政治は難しい。
posted by アイナット at 07:06|
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