2015年07月28日

ミナモザ「彼らの敵」

舞台「幕が上がる」目的で入ったに等しい支援会員ということもあって、
ちょうど東京にいたので、駒場アゴラ劇場へ「ミナモザ 『彼らの敵』」の舞台公演を見に行った。

正直、内容についてはほとんど把握してなかった。入った後にチラシを観て、ノンフィクションだと知った限り。

筋としては、1991年に発生したパキスタンにおける早大生誘拐事件。その誘拐された学生が卒業後週刊現代のカメラマンになっていたのだが、誘拐された当時のこと、誘拐解放後のバッシング地獄についてフラッシュバックしながら話は進んでいく。

演技はダイナミックかつ迫真。たった五人でよくぞここまで。パキスタン人も演じたし、誘拐されて生命の危機を感じさせたし、拙い英語のやりとりも本物のよう。さすがプロ。
誘拐後のバッシングは週刊文春の公平性を欠いた記事が原因だったが、大学や家に届く、無記名も含む個人からの正義感に満ちた手紙などが被害者を追い詰めていくという流れ。

しかし卒業後はなぜか虚偽を作り出す片棒を担ぐ週刊現代のカメラマンになっている。パンチラを写すとかいう低俗なカメラマン。ここは正直理解できないので混乱した。ノンフィクションじゃなければ作れない話とも言える。

そして結局よくわからなかった。最後、モデルになった本人のトークショーもあったが、ますますわからなくなったといってもいい。本人といえども過去のこと、本にまとめたわけでもないので、明瞭な当時の記録が残っていないので仕方がないのかもしれない。でもだとすればこの話はなんだということにもなるので、やはりよくわからない。それでも伝える側になりたかったということなのだろうか?

しかしこの演劇で言いたいのは、きっとそんなことではなくて、ごく一部にせよ事実がねじ曲がってしまったということ。しかしそのねじ曲がった点は全体からすれば些細な違いしかない。が、その週刊文春という所詮は週刊誌記事をもとに、なぜか全国紙などマスコミも乗っかり、ついには全国の論調が同情から嫌悪に変わったという。
反論も困難だろう。一部でも非がある以上は、大声で全面否定してくる敵に敵う術はないというのもまた現実。

その劇中の文春の記者の論理は卑怯者に等しいと思った。なぜなら正当な本筋の中に、わずかに誤った
一文二文を混ぜ込んでいると言う点があるからだ。そこには悪意はなかったかもしれないが、バイアスつまり偏向を避けるためと言いながら編集長が偏向させてしまっては何の意味があるのだろうか。これは現在にも通じるマスコミが信用されない最大の理由なのではと思ってしまった次第。信じたい事実に近づけるためのバイアスのようにすら見える場合もあるからなおさらだ。

そのように伝えられた一方的な情報を受け取った安全地帯にいる市井の人は、これまた一方的に責め立てることになった。説法をしているつもりなのだろうから本人は正義の味方のつもりなのだろうが、遠くから観ると、あまりにも短絡的に見える。
が、これは現在でも報道機関の流す一方的な情報によって起こっている現実でもある。報道機関というけど、ネットの炎上も同様だ。思考停止状態になってしまって無責任に人を叩く行為は恐ろしい。
きっと正義感の市井の人は、間違いが発覚するなどして、何かの責任があるのでは?と問われたら、TVが言っていた、新聞に書いてたから、とかそういう言い訳だけをするに違いないのだ。そういう意味で責任の自覚すら一切無い。

果たして敵は誰だ? 行動力あるゆえにチョンボした被害者か、無責任な情報を流した報道機関か、必要以上に人格否定を決めつけた群衆の正義の味方か、無関心を決め込む人達か。世の中はわずかに一歩間違えれば闇に包まれている
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2015年07月20日

放送大学を受講

ひょんなことから放送大学(科目履修生)に入ることにしたのだが、選んだ科目は何かと言えば、スペイン語

いや、雑学大好きな身からすれば他にも候補は沢山あった。
・西洋史系統(ローマとか古代西洋史なら)
・日本史系統(趣味だから余裕かと)
・宇宙系統(興味)
・生物系統(古代生物とか)
・数学系統(初歩系を思い出したかった)
・文学系統(興味)
・法律系統(思い出したかった。昔の専門)
・政治系統(興味。昔受講したこともあるし)
・心理学(興味。昔受講したこともあるし)

その中でも、完全未知の興味ある世界を選んでしまった。スペイン語系統。。。まぁ目的は不純だが、せっかくだし未知の世界を頑張るさ
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ももクロChan公開収録

7/18は日帰りで六本木ヒルズアリーナへももクロChan公開収録に行ってきた。
内容は8/4以降に放送のため言えないが、整理番号800以後で後方スタンディングだったが、1000人会場だから十分に近い上に、端っこに位置取りしたおかげもあって視界は確保(代わりにモニタはとても見辛かった)。骨折の高城れにがいないのは淋しい限りだったが、有安杏果(ら4人)の活躍する番組収録を観れたのはこの上ない幸福と言うしか無い。

とにかく終始楽しい収録だった。ゲストもおなじみというには久々だったが、オテンキとキックさん、手相芸人の島田さんだったことも安心の楽しさを生んでいた。有安杏果の収録中の一挙手一投足を観れたのも良かったし、百田夏菜子の驚きの神業を生で直接見れたのも伝説的だった。やはり天才か。

朝から妙に喉が乾き上半身が痛みを感じる微妙な体調で、後方もスタンディングとは思ってなかったため、真ん中くらいは少しピンチだったが、飲み物を用意しておいて幸いだった。それに楽しい収録だった効果で最終的には改善していたので、ラストのライブ部分では完全回復していた。

東京滞在6時間未満。この日は前日の台風後の大雨の影響でJR西日本がまさに全滅していたので、地下鉄で行った新幹線乗るまでが余計に疲れた。最寄り路線が復帰してなかったので帰りも疲れた。

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2015年07月13日

王道ファンタジー? バケモノの子

auスマートパス会員だと1100円を利用して、会社帰りに「バケモノの子」を観てきた。

9歳の蓮(れん)は渋谷の町を彷徨っていた。父親は強制的な離婚で去り、母親は交通事故で亡くなった。母の親族は大嫌いな人達ばかり。それが一人彷徨っていた理由。そこでまずチコという鼠のような不思議な生き物に出会い、更にはクマのバケモノ熊徹とも出会うことになるのだ。

バケモノたちの国は渋谷の裏にあった。バケモノは神になれる獣人。闇を抱える人間を拒絶していた世界だったが、粗暴で唯我独尊的な熊徹の弟子として蓮は受け入れられる。蓮と熊徹は最初はソリが全く合わなかったが、徐々に親子のような信頼関係へのなっていき。という展開。

連はバケモノの国から渋谷に戻ったりして人間界にも女の子の師匠を得る。このように人間界とバケモノ界を行き来しつつ、ついには飲まれるような闇との壮絶な戦いへとつながっていくのだ。

ファンタジーに慣れていないと理解不可能な変な話かもしれないが、はちゃめちゃな、成長と冒険活劇ファンタジーで、複雑さも無く単純で面白い。人外のバケモノを通じて人間の愛、人間の闇をクローズアップする作品。

人間界の師匠の女の子を出す必然性はいまいち薄いが、熊徹、多々良、百秋坊といった独身仲間も少ないおっさん勢、そして離婚して淋しいお父さん、といった孤独なおっさん勢が、素晴らしく良い味を出している。
バケモノの子という力強さや疎外感はほとんど感じさせず、本当に暗さを感じさせる展開も序盤だけと、観ていて爽快感も強いところもいいところだろう。
posted by アイナット at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年07月12日

ターミネーター ジェニシス

7/10 日本公開初日の夜に「ターミネーター 新起動/ジェニシス」を観てきた。
どうしても行きたいわけではなかった、たまたまで、しかも映画館はハッキリいってガラガラだったので、ますます期待度が低かったが、結果はとても満足出来る内容だった。3Dがここまで効果的とは思わなかったというのもある。旧作をちゃんと覚えていれば、観てれば、更に楽しめると思う。

KINENOTEに書いた感想をそのまま載せておく。
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息つく暇の無い時空を超えた怒濤の展開


シュワちゃんのターミネータの新作ということだったが、あれから相当の時が経っていることもあって、あまり期待せずに映画館へ行った。

しかしそれは良い意味で裏切られた。何という展開。3Dで観たのだが、迫力が想像以上でびっくりした。それほど3D効果は抜群だった。本作は出来れば3Dで観た方が良いと思う。

プロローグは2029年の機械の支配する世界でスカイネットとの最終決戦、シリーズを通して知られる未来世界の最終決戦。指導者ジョンコナーとカイル・リースが活躍を見せる。そしてカイル・リースはターミネータ初代の1984年に飛ぶのだが、ここではターミネータ2を思い出すT-1000との戦いに。ここで既に逞しいサラ・コナーとシュワちゃんのT-800も登場。その後スカイネットとの戦いに終止符を打つために1997年に飛ぶと思いきや、2017年へ。そこがジェニシス起動という審判の日の起こる直前の時間軸だったのだ。

T-800のシュワちゃんは皮膚の劣化で年を取るという設定だったので、まったく30年という時間の流れがリアルに感じられるようになっており自然だった。それは時間を超えて登場した警官にも言える。

また映画の中での時間軸と記憶の伏線も秀逸。50年の時と空間を超えたメッセージには泣きそうになるくらいの感動も素晴らしい。

それにしてもあまりにも悪趣味でもの悲しい最終決戦。彼は完全に自我を失っていたのだろうか? いやそれならばなぜあのような邂逅となったのかが説明付かないのだが。確かにその後はそのような兆候は一切無かったとはいえ。

ふと思ってしまうのが、人間の登場人物が少なすぎて、被害面でのリアリティにあまりに欠ける点があるが、そこはこういう映画だから仕方がないのだろう。

ちなみに最後、エンドクレジットが始まっても帰ってはいけない。数分でも余韻に浸って待つべきだ。これだけは注意しておく。
posted by アイナット at 00:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年07月09日

富士急ハイランドでのももクロのハスラーイベント

7/5(日)のももクロのハスラーライブ最終日、富士吉田市の富士急ハイランドに向かうため、前日7/4(土)の22時頃出発の高速バスで富士急ハイランドへ出発した。

出発直前の時点では既に大阪も雨、日曜、特にPMの富士急周辺は7ミリの豪雨予報となっていただけに、予備の着替えなど荷物は袋に包みつつ、ポシュレのリュックに投入である。しかしフジヤマ、高飛車、ええじゃないかに乗るという作戦もあったのだが、少しの雨で止まるという絶叫マシーンなだけに、この時点の雨で暗雲が立ちこめていた。

朝8時過ぎくらいに到着。帰りに思ったが、2列目以後だと足が伸ばせて良、帰りは1列目で狭くて駄目。ただ帰りは隣空席だったので良かったが。

これが往復でパスポート付きで12000円くらいだから、安いフジヤマライナー廉価版だ。大阪〜富士急というのは新幹線+特急などで行くと、五時間かかる上にかかる費用も莫大になる。それに対してこのフジヤマライナーは中央線ではあく静岡経由のせいで10時間も掛かる物の値段は1/3以上安い。非常に疲れるが、行動可能時間も大幅に増えるとあっては第一選択肢にならざるをえなかった。ちなみにフジヤマライナー通常版は18000円になるので価格差は明らかといえるだろう。昔の特急の二等車と三等車の差なのだろうが。

閑話休題。予報通りに雨が降る中、迷いつつも何とか朝風呂8時半ラスト受付のフジヤマ温泉に到着し、疲れを癒やしつつ、コンタクトレンズを装備した。

風呂上がりの9時の時点でも小雨ながら雨はまだ降っていた。この時点ではフジヤマ、高飛車、ええじゃないかなどの主力アトラクションは運行中止の憂き目となっていた。そしてチケ売り場はそれでも行列だったため、フリーパス引き替えも後回しにして、まずすでにやってきていたおなじみのノフ仲間と合流することに。そして無事合流してしばらくすると雨も止み、しかもアトラクションも動き出したという情報が。


そして乗りましたとも。人生二回目のフジヤマ。実に16年ぶり二回目の快挙。そもそも富士急に来たのが、人生二回目。一回目は大学のコビ研の合宿旅行だった。そして帰りに最初の東京での「乱歩の世界」オフ会のため東京へ行った記憶がある。確かバスに乗り遅れて、次の奴に特別に乗せてもらった記憶もあるw 実はもうどこにもアップされていない日記が残ってた。富士急ハイランドは2000年9月13日以来だ。V6の岡田准一と江頭が「学校へ行こう」の収録に来ていたことまで覚えているw

富士急1.JPG
<フジヤマの入場口前には有安杏果さんのポップが。スペースワールドでもタイタンの入場口前にあった。さすがは絶叫マシン大好きな有安杏果といえるのか?>

100肉カレー.JPG
<今回のスズキ・ハスラーイベントの目玉とも言えるのがこの100種類の肉を使った100肉カレー。ハスラーで各所を回り、肉を手に入れたという設定だ>

現在の話に戻すと、当時から絶叫マシンは苦手系だったのだから、当然今も苦手。しかしそれでも有安杏果さんが昔から現在まで全く一貫して喜んで乗っている以上は、ワシも乗るというわけだ。なんと単純な話だろう。なかなか恐ろしくも爽快。手も離せないのに、乗った後はフラフラになりつつも、それでもやはり楽しかった。15年ぶりのフジヤマ、乗って正解だった。


そしてライブ、チケは別の知人ノフに譲ってもらったのだが、一般の中の上くらいの整理番号だったものの、前方にいた複数の親子ノフを前方のちびっ子席に誘導するなどの親切と打算の賜の努力の甲斐もあって、なぜか前方オーナー席の上手側最後方の更に斜め上手側あたりの2列目あたりを確保してしまうという幸運に恵まれた。というか整理番号早い人がなぜか中央に集まったりして慣れてないのだろうか?

ライブは言うに及ばない盛り上がり。セトリは北九州スペースワールド、姫路セントラルパークと同様だったが、それだからこそだろうか、全力パワーで楽しめた。全力応援だ。ちょっと変な体勢だったから、後日筋肉痛になっているが、公演中はそんなものは感じる余裕すらもないのだ。

しかも雨はライブ中一滴も降らないという奇跡ぶり。降水確率100%をひっくり返したのだ。姫路では晴れの中でライブだけ豪雨という伝説だったが、この富士急では豪雨確実の中、雨が降らないという奇跡。しかも待ってる時間も含めてなのがありがたい限り。

怪盗少女で始まり、ニッポン万歳では5人全員を近くで見ることが出来て大興奮、夏菜子、あーりん、しおりん、れにと来て、杏果が本当に最後だったので少しやきもきもしたが、最後に杏果も立ち寄ってくれて、感無量とはこのこと。

水森亜土たんのコーナーも姫路では雨で簡略化されてしまったが、今回はスペースワールド同様に、お絵かきコーナー付き。画伯扱いはされていたものの、このコーナーの杏果は意外に上手かったのではないかと思った。

茶番のあーりんロボ先生が来ているのに誰も触れないというシュールな状況も楽しく、Sエネチャージからのきばり安コーナーも健在でいよいよパワーアップ。ステキなエッセンスの効いた灰とダイヤモンドを魅せ付けられた。前回姫路のキングレコードのさくみ親方も面白かったが、大森マネージャーを重り扱いというのも爆笑者。きばり安コーナーでの重量がおかしいという笑い付き。


このようにライブも素晴らしい2時間。しかも終わったとたんに少し雨も降ってくると言うおまけ付きながら、その雨もすぐに止み、アトラクションも中止なることもないというラッキー。そして再びノフ仲間達と富士急へ入園。二回目のフジヤマは既に締め切りだったものの、高飛車にはなんとか間に合って、これまたワールドクラスの絶叫マシンとも言える高飛車を堪能することが出来た。高飛車はフジヤマに比べたら終わった後の爽快感は強かった。あの垂直以上の急転直下も、その前の絶叫があるからこそ良い感じに楽しめるといった感じなのが良いのかもしれない。

あとは会社へお土産を買って、ノフ仲間達と感想を言い合いながら焼き肉を楽しく食べて、解散。この時点で腰が痛かった。夜行の高速バスで大阪へ帰り、いったん家に帰った後、すぐさま労働に挑むのだった。ちなみにそれなりにハード。当日は午前中はまだ持ったが、午後は辛い。腰は痛いままだし足も痛い。帰って10時間も寝てしまった。次の日の方は午前が辛い。肘と膝が痛いという。無理は禁物ながら、午後にはなぜか回復して、とにかく、まぁ何とかなるということですなー。遠征は楽しいなーという結論。そもそもなにもしてなくてぐーたら休日過ごしても、辛いときは辛いのだから遠征は正しい健康法。

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富士急3.JPG

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ハスラー全通.jpg
<これでももクロのハスラーイベントは全通>
posted by アイナット at 07:25| Comment(0) | TrackBack(0) | ももクロ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

BigStepのライブハウス

たこやきレインボーのライブのチケットを譲ってもらったので、初めて有料イベントに行ってみた。
無料イベントから数えてもももクロ等で急がしすぎて4ヶ月ぶりくらいになる。

いやー新しい曲はわからなかったが、とにかく盛り上がった楽しかった。ライブハウスの楽しさはやはり別物といえる。

そもそもZepp規模の大規模ライブハウスを覗くと、このライブハウス、BigCat900人規模の所は実に初体験であった。というよりもBigStepに入るのも初めてだった。心斎橋アメリカ村という若者の街。そもそも心斎橋や難波にはほとんど立ち寄らない上に、おっさんだからなおさらだw
posted by アイナット at 07:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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