大会MVPには本田が選ばれていたが、個人的には長友の異常なまでの活躍が最たるものだったの感じている。
去年の今頃との差は一体なんなのかといえば、攻撃的な選手がフィジカル面でオーストラリアなど屈強な外国人にも負けなくなったということだろう。(それ以前は攻撃的選手が体格で負けており個人突破が困難だった)
本田が代表に定着することで、フィジカルの重要性がようやくチーム浸透したということだろうか。
豪州戦でも本田と長友はオーストラリアに対してフィジカルで勝利していたので、個人技で突破するという重要な攻撃オプションが生まれていたのが大きい。
また今大会で驚いたのはW杯時に比べると岡崎が異様に頼もしくなっていたことも挙げられる。フィジカル面でも随分屈強になっていたし、ループシュートを決めるなどテクニック面でも驚いた。ゴン中山的な要素にテクニックが加わるとまさに鬼に金棒といえる。少なくとも松井大輔が怪我で離脱した穴は全く感じさせない活躍ぶりだったといえよう。
ほか、長谷部のキャプテンシーは過去の代表キャプテンに比しても際だったものに見えるし、遠藤の真上から俯瞰しているかのような視野の広さ、川島の乗りに乗った時の好調ぶり(特に準決勝と決勝は見違える活躍でMVP級であった)、内田もクロスの精度など去年よりも遙かに成長していることが見て取れた。DF陣は吉田、今野、岩政ははっきりいって5番手から7番手選手のため不安定ではあったが、今後の成長や闘莉王、中澤、槙野、栗原といった今回怪我の上位4番手相手に対するポジション争いにも期待だろう。
とにかくこれは招待参加する7月のコパアメリカが楽しみである。返す返すも香川の怪我は残念。
今後はフル代表のコパアメリカ、次世代エース宇佐見らに期待の五輪予選、五輪本戦、W杯予選、アジア王者としてコンフェデカップなどなど毎年のように見所満点で、代表が楽しいサッカーをすると、見てるだけでもワクワクするではないか。
ラベル:サッカー
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