ガンバ大阪はホームだが勝たなければグループステージ敗退濃厚であり、相手天津は決勝トーナメント進出は決まっているが、負けると二位になり一発勝負のベスト16をアウェイ(韓国の全州市で全北と対戦)となってしまう状況下での戦い。
ひょんなことからe2テレ朝チャンネルで後半から試合を見ることが出来たわけだが、正直かなりきわどい戦いになっていたので、あの遠藤のフリーキックにはしびれた。まさに遠藤様様とはこのこと。W杯の時といい、この選手の精神力と運の良さには脱帽するしかない。
そして宇佐見、つい先日19歳になったばかり、そして結婚したばかりのこの強面の男、見ていて異常に切れているのが明らかだった。豪雨の中、相手選手の足が滑るというのもあるが、それは宇佐美も同様のこと、にも関わらず異様なまでのドリブル、パステクニック、シュートへの姿勢、いずれも素晴らしいというしかなかった。
この試合のMVPはこの遠藤、宇佐美、そして頑丈なディフェンスで中盤を支えた明神の3人に間違いないだろう。いや、素晴らしい試合だった。
で、天津である。昨日のC大阪と対戦した山東も酷いもので、
・http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0511&f=national_0511_079.shtml
サーチナの記事によると、中国人サッカーファンもあまりの無鉄砲なラフプレー三昧の惨さに恥を感じたとのことだが、今日の天津はある意味、それ以上に情けないプレーぶりだった。
冒頭にも記した通り、天津はベスト16進出は決めているのだ。にも関わらず、1点差を追う後半の終盤あたりでラフプレー連発、なんとイエロー累積が2枚目になったりレッドカードで、次の試合出場停止となった選手が5人も出たのである。
まったくイエローやレッドが出るたびに、こいつらアホすぎる、と叫んでしまったぐらいだ。次に対戦する全北は大喜びなことは間違いないだろう。
とにかく天津や山東の選手にはまず冷静な判断力を培う修練を課した方が得策なのではないだろうか。これは決して馬鹿にしているわけではなくて、サッカーを続けるためのアドバイスである。たぶん目の肥えた中国のサッカーメディアやファンも同じ感想も抱くと思う。