正直なところ、負けなかったのがラッキーと言えるような内容だった。
川島のお陰で引き分けになったといっても過言ではない。
今野はボール奪取能力は優れているが、攻められる時間が長いと危なっかしいプレーが目立つ。やはりCBには闘莉王が必要だと感じた。
阿部は久々だったが、まるでフィットせず、二度と呼ばれないかもしれない。
長谷部も後半の遠藤とのダブルボランチの安定度はさすがだが、やはり本田の代替にはまるでならないことだけが判明。遠藤はさすがだが、怪我が悪化しそうで恐い。
清武は攻撃力は相変わらず文句なしの合格。しかし守備面で一寸不安あり。
内田は相変わらず微妙。李よりはハーフナー向けのふんわりクロスの方が精度が高そう。
駒野は攻撃力やクロスはともかくとして、守備に大きな難あり。
岡崎はゴールは見事だが、他は不満の方が多い。
香川は前線での攻撃を作り出せていなかった。マークが集まると辛い。
李も気迫も全く空回り。さすがに得点取れなさすぎる。本田との連携は良かったが、本田がないないと孤立が目立つ。
ハーフナーは期待はさせるが、まだまだこれから。しかし代表にしばらく定着しそう。
長友と本田という世界でも屈指とも言えるフィジカルを持つ選手がいないと、こうも戦力が下がるものなのか、ということを実感するしかない。それが北朝鮮戦とウズベキスタン戦。
北朝鮮相手には引いた相手を崩すのに苦労し、ウズベキスタン相手には落ち着いた攻撃が出来ず、カウンター等から守備に追われる時間が多くなった。やはり囲まれてもボールを失わない圧倒的なキープ力がいかに重要か再認識するしかない。
とはいえ、清武やハーフナーといった新戦力も発掘できているわけで、とにかく来月のタジキスタン2連戦を絶対に連勝することが重大となる。もし勝ち点4以下ならば、平壌の北朝鮮戦が極めて厳しいことになるからだ。
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