「豊田中央研、人工光合成を実証−水とCO2で有機物」)
※豊田中央研究所はトヨタ自動車グループの会社で、愛知県長久手町にある。
記事によると、今のところは植物の1/5程度の効率に過ぎないようだが、技術を高める余地はありそうに思える。
これが二酸化炭素から電気を作り出すことも可能になるだろう。今までは発電に伴って二酸化炭素を出していたものが、今度は二酸化炭素を原料に電気を作り出せるようになるかもしれないのだ。まさに夢の発明といえるではないか。
それにこの技術は将来的なテラフォーミングにも寄与するものかもしれない。テラフォーミングとは金星やら火星やら現状人類が住みえない惑星や衛星を地球のような居住環境に改造することを言うが、この人工光合成技術を使えば、金星ならば多すぎる二酸化炭素を機械的に酸素ほか、窒素などにも変換可能になりえると見るからだ。まさに夢の技術だ。
技術は日進月歩とも言い、基本的には決して間違いではないが、根本的な大発明を元に各分野に応用することで、信じられないような未来技術が一気呵成に発展する場合がある。この人工光合成技術はそれに類するのではないかと期待したいばかりだ。