宇宙旅行者が地球に帰還してきたが、相対性理論のいわゆる浦島効果で、2億5000万年後の世界だったという話。
その頃になると、超大陸パンゲアの再来とばかりに地球には超大陸が再度形成され、2億5000万年前の人類の文明の痕跡はパッと見、全くわからない状況となってしまっているらしい。あらゆる地表の人口物は風化や地殻変動によって消え去っている、もしくは
人類文明の僅かな期間が遙か地層の下に埋もれてしまい、たまたま地表に露出する条件の大都市を計算出来ない限り、なかなか見つけることは出来ないようだ。
それでも真空の月面における痕跡はまだ残っているという。ただ番組では触れていなかったが、2億5000万年も経つと月面にも多数の隕石が落ちるだろうから、実際はどうなのか?
これを見て思った単純な感想としては、火星や金星といった惑星に2億5000万年以上前に文明が絶対無かったと言い切ることは困難じゃないかということ。
火星相手ですら、今のところ地球からの観測船はほとんど表面しか捉えていない。調査したといっても、古い地層の化石を掘るような行為もしていないはずだ。まして金星に至っては恐るべき風力であり、風化のスピードは地球の比ではない。火星についても過去の大気成分など今現在から想像できるものなのだろうか? 近隣の超新星爆発に伴うガンマ線バースト等の影響で大気がはぎ取られた可能性だってあり得るではないか?
それに地球そのものの生態系も実は火星や金星から移民から成り立っているのではないか? とか先のSF的なことを考えてみたりとか。なにせテラフォーミングは、人類時間的な観点で言えば、植物移植までは比較的短期間(100年程度)で済むようだが、その後の酸素濃度のアップこそが最大の難点のようなのだ。10万年かかるらしい。例えこれを100倍早めて、1000年だとしても人類史として有り得ない年月の計画になってしまうぐらいだ。
さて1000年後を見据えて今の人類が火星にテラフォーミングを施したとして、その間に人類が滅亡したらどうなるのか? 火星に植物とともに映った微生物が進化したりするのかもしれない。なんとも宇宙、考えれば考えるほど意味がわからず、気が狂いそうになるほどの恐怖を感じる一面もある一方で、なんとロマンあふれる空間なことよ。
人の魂の向かう先は宇宙の内にあるのか、それとも外側にあるのか、そもそも外とは何か? 時間とは意味のある概念なのか? 時間を超えた次元とは何か? 宇宙が出来てたったの130億年。ではその更に130億年前には一体なにが? そして130億年後にはどうなるのか? 膨張する宇宙はそのうち風船のように破裂するのか? それは恒星でいう超新星が、一方で星間物質をばらまいて、新しい種となるように、宇宙の爆発もまた新しい別の宇宙の種になるのか? それとも全く無と化すだけなのか?
眠くなったから眠ろう。しかし起きたその人は眠った自分そのものなのか? なにかしらの干渉を受けて変質しているのか? だいたい細胞は入れ替わっている。やっぱり魂の謎が解けないとことにはよくわからんな。心臓ではないのは確かだ。宇宙とは不思議だ。物理世界であるにもかかわらず、なぜか精神世界に通じている気配がする。おかしな思考の流れだ。
さて現実問題。4時半頃に起きてバルサVSレヴァクーゼンを見なくては。今週(から)はCLなどがあるから、4時台起きがまずは土曜日まで連続することになりそうだ。なんという健康体 なのか?