1stレグをアウェイゴール0で終えたバルセロナはそれが響いて、まさかの敗退。しかし王者がどん底に落ちていく様は劇的でもあった。チェルシーも決して今期調子がいいわけではなく、プレミア4位以内が極めて厳しい状況下にあるのだが、今日のゲームもレッドカード、PK判定をくらいながらも見事なまでの決勝進出だった。
圧倒的な資金力を誇る中国に冬に移籍が噂されていたドログバだが、この試合では守備に大奮闘、確かにPKを与えてしまうも、圧倒的存在感を見せてバルセロナの攻撃をシャットアウトし、さらには得点も狙う恐ろしさを見せつけていた。
そして交代のトーレスがロスタイムで見せた滅多に見られないプレーでバルセロナの最後の闘志を吹き消してしまった。
ボール支配率70%以上で負けてしまうバルセロナ、サッカーという競技の奥の深さがこのあたりにあるのだろう。他の得点の入るスポーツでは7割攻め続けて負けてしまうなんて有り得ない。とにかくいずれにせよチェルシーが善戦以上とは思えなかっただけに、面白いゲームだったといえよう。
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